隠れ目的地を利用した旅のハック

航空会社によっては、人気の目的地への直行便に、その都市が乗り継ぎ地点として含まれるフライトのルートよりも高い料金を設定しています。この旅のハックは、より価格が低いフライトの組み合わせの旅程を予約し、乗り継ぎ地点で旅行を終えるといったものです。
💡 例えば、ロンドン発パリ行きのチケットが、パリを乗り継ぎ地点とするロンドン発ベルリン行きのチケットよりも高い場合、「隠れ」目的地であるパリで旅行を終えることになります。

注意点は?

キャリアが提供する公式の旅程は最終目的地まで続くため、いくつかの注意点があります。

パーソナルアイテム1点のみ持ち込み可能

受託手荷物や、貨物室に預けられる可能性のあるもの(ペット、スポーツ用品など)はお持ちいただけません。公式の最終目的地まで自動的に輸送されてしまうためです。座席の下に収まる小さな手荷物のみで旅行されることをおすすめします。

公式の最終目的地で提示が求められるビザが必要

実際に渡航する予定の目的地だけでなく、キャリアの予約上の公式の目的地で求められる要件を遵守する必要があります。最初のフライト搭乗前に、空港スタッフによりビザの確認が行われるため、必ず必要書類をご用意ください。 
通常ビザが不要な目的地であれば、そのまま旅行していただけます。

すべてのフライトのチェックインが必要な場合があります

通常は当社がオンラインチェックインを代行し、事前に搭乗券をお送りしますが、空港でのチェックインが必要となる場合は、航空会社のカウンターで、旅程に含まれるすべてのフライトにチェックインしてください。旅程の一部区間のみを利用したい旨を伝えると、搭乗が認められない場合があるためです。このハックのデメリットとして、空席となるお客様の座席を航空会社が埋めることができず、環境への影響面で好ましくないという点が挙げられます。
ℹ️  隠れ目的地が含まれるフライトのチェックインについて、詳しくはこちらをご覧ください。

トラベル保険Premiumを追加した場合、補償の適用範囲は、実際に検索した旅行区間のみとなります

トラベル保険Premiumは、お客様が実際に検索した旅行区間のみが適用対象となります。したがって、キャリアがお客様の便を変更・キャンセルした場合、渡航予定の目的地までの代替旅程のみをご案内します。 
💡 例えば、上記のロンドンからパリ経由でベルリンに向かうルートで、お客様の最終目的地がパリである場合、ベルリンではなくパリまでの代替旅程をご案内します。

遅延・欠航などが生じた場合、通常はキャリアから最終目的地までの代替便が案内されます

隠れ目的地を利用したフライトにトラブルが発生した場合は、当社にお問い合わせいただくことをおすすめします。代替便のオプションや払戻しをキャリアに直接請求していただくことも可能ですが、キャリアからは、旅程上の最終目的地へ行くための代替便が提示される可能性があるためです。提示される代替便では乗り継ぎ地点が異なり、ご希望の目的地へ行くことができない場合があります。
利用可能な各オプションについて、詳しくはこちらをご覧ください。

航空会社のポリシーに違反する場合があります

航空会社の価格設定戦略を利用して低価格のチケットをご案内するという旅のハックのため、航空会社によってはこれを好ましく思わず、一部の航空会社ではポリシー違反となる場合があります。 
 
乗り継ぎ地点で旅行を終える旨を伝えることや、航空会社から提示を求められていないのに公式な最終目的地へのフライトが含まれないKiwi.comのeチケットを提示することはおすすめしません。通常、航空会社のスタッフからはパスポート・身分証明書の提示のみが求められます。 
完全に計画を変更し、キャリアの予約における2つ目の区間のみを利用することは、不可能な場合があります。初めのフライトを利用しなかった場合、無断キャンセルと見なされるためです。

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